反発と合わせて、足を体より前で動作あるいは回転させようと意識しても、窮屈な、または固い走りになってしまい、今一つ走りにつながりません。
お尻を意識して流しにつなげる
2020年5月現在、ドリルでは伸ばした脚が地面に設置するときの反発でお尻が振動するような感覚があります。従って、ドリルの直後の流しはその振動を感じるようなイメージで走ってみると動きやすいです。体の末端に意識を置くよりも、中心にした方が大きく動けるのは一般的に言われています。また、速い選手の動きを観察すると全体的に伸びやかであるように思います。
腿が上がるドリルの意味
関連して「陸上競技の理論と実践~Sprint & Conditioning~」さんの「腿を高く上げると速く走れるのか?(短距離走と腿上げ)」には、マック式ドリルはフィジカルトレーニングとしてのドリルとの記述があります。「速く走る選手は結果として腿が上がっているのであって、腿を上げるのを意識しているわけではない」いうのはよくいわれています。
足の流れの改善
関連情報としてYouTube「Sprint & Conditioning」さんのチャンネル「陸上短距離【足の流れ改善】考え方&トレーニング」では脚の流れ防止のトレーニングとしてマーク走が紹介されています。以下、要領です。
- マーカーを自分のストライドより少し狭いと感じる間隔に置く
- 高いピッチで走る
- 膝が極端に低い位置で動き続けたり上半身の動きが小さくなりすぎないように
- 地面の蹴りだしで足首や膝を伸ばし切る動きにならないように素早く膝を引き出す。
- 腰を高く、斜め下に走るような意識