「とりあえずやってみた編」の続きで、体の真下に足をトンっと置いた時のパワーポイントの感じ方についてです。
Aスキップで感じるパワーポイント考察
Aスキップの「くるぶしから下」と「膝を上げたとき」のメリハリもキチンとつけました。漠然と体の真下に足を付くだけでは意味がないような気がして何度か試してみたところ、多分、足は母指球か母指球から土踏まずのあたりで接地するのですが、接地時のパワーポイントは体の軸で感じるのであろうと思います。体の軸については「陸上ch」さんの「100mのタイムを伸ばす陸上短距離の基本まとめ!!~速く走るための基礎知識とフォーム~」で書いてある「正しい前傾は軸を前傾させた姿勢」が分かりやすいのではないかと思います。試してみた様子を動画と画像で示します。
身体を前のめりにしていくと、つま先立ちとなり、こけそうになったところで踵をポンとつくと前傾で前に進みますが、その時に左の画像の赤線のように、倒れかけの最初はお尻から背骨にかけて、走り出したときは土踏まずあたりから背骨まで力が伝わる軸が通ったような感じがします。Aスキップでは、パワーポイントに足を付けると、この軸がほぼ垂直となって前に進むような感じになるように思います。
Aスキップ
そのように感じながらやってみたAスキップが下の動画です(上が「くるぶしから下」、下が「膝を上げて」)。スキップの後はその感覚をトレースするように流します。
Bスキップ
次に一番下の動画のBスキップ。足を前に出す動きを誇張するとともに膝の力を抜いて、土踏まずよりの母指球でトンっと接地します。その時は 上体はとともにお尻が前に進みながら足に乗っかるような感じで体の真下を意識します。あまり足ばかり意識すると、流しの時に手が触れていなかったりするので注意です。Aスキップで接地感覚や足を体の前で回転する動きを作り、Bスキップで動きを調整、仕上げる感じかな、と思います。