ちょっと前まではブログってする意味は何だろう?と思っていました。色んな情報を色んな人がアップするおかげで調べ物とか疑似体験とかできるのですけど。
「初心忘るべからず」で書いたような理由で、この年になって短距離走を始めたのですが、とにかく始めると勝手な思い込みが先行します。インターネットの情報をかき集めて取捨選択したつもりでもステレオタイプでフィルターがかかっていますから。となると年も年ですから、まずは身体が故障します。まずは、もも上げを不用意にやって、ふくらはぎの肉離れをしました。次に、2018年10月の試合で足がもつれたのは筋持久力がないせいだ(それももちろん要素としてはありますが…)と、第一要因に考え、立っただけで脚がブルブル震えるまで130mを走り込み、ケツワレだぁ、と喜んでいると、ついには座骨神経痛のような症状が10ヶ月近く続き、まともに走れなくなってしまいました。
さすがに、このように辛い思いをすると、思い込みがはがれてきて、基本を素直に受けいける意識が芽生えてきます。試行錯誤しながら少しずつ合理的な走りを探していくのですが、まず、自分がやっているつもりの動きと実際は違います。これはスタートで力が入らないので試しに動画を撮ってみて愕然としました(「ハラケンチャンネル」のケンちゃんさんも「陸上初心者がまず抑えるべきポイントを解説!短距離走フォームの3つの基礎。練習の質を上げるアスリートの考え方。【陸上】」という番組でおっしゃっていたのを後になって気づきましたが)。そして、練習しているときに感じたり思ったりしたことは、ほったらかしにしているとよく忘れます(これは自分がボケているだけか…)。また、分かったつもりになっても言葉にしようとすると言葉が出てこない、ということは、ちゃんと分かってないのだと思います。
撮った動画を見て動きを修正、得た情報を自分の言葉で理解、そのときの身体の感覚をメモ、あえてみんなに見てもらうことで中途半端はできないというモチベーションにつなげることができる、スマホでどこでも見れる…とブログをするメリットは多いのではないか、と。